出(単漢字)

出とは、小学一年生で習う漢字である。

解説

概要

下の凵が囲い、それ以外の部分が足を象り、囲いから外に出るのを表す。
「でる」「だす」「おもむく」「傑出する」を意味する漢字。
国内に限っては「生まれ」の意味もある。

熟語

通常の読み

出来る(でき-る)

非常に多くの意味を持つ言葉。和英辞典で検索すると膨大な量の英単語が現れる。
もともとは「水たまりが出来る」など、「発生する」の意味があった。「運転が出来る」などの「能力がある」「許可が下りている」という意味ができたのは比較的最近である。
他にも「恋愛関係になる」「妊娠する」などの俗語表現がある。

出生(しゅっしょう)

主に人間に子供が生まれることを指す。
もともとは「しゅっせい」と読むのは誤りだったが、慣用読みとして誤読が認められるようになった。

早(単漢字) →存(単漢字) →贈(単漢字) →執(単漢字) →重(単漢字) →輸(単漢字)

特別な読み

出納(すいとう)

主に営業上における、物品や金銭を出すことと納めること。また、金銭の支出と収入。
別に「しゅつのう」と読んでも良いが、難読熟語として漢字テスト頻出の傾向があるので覚えておくと吉。

出汁(だし)

鰹節や昆布などを煮出し、旨味を抽出した液体。また、その煮出しに使った材料。
平成25年12月に「和食;日本人の伝統的な食文化」が世界無形文化遺産に登録されており、その和食文化を支える重要な要素となっている。
煮出し汁(にだしじる)が略されて出汁(だし)となった。

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