百(単漢字)

百とは、小学一年生で習う漢字である。

解説

概要

102を表す漢字。大字は「陌・佰」。
数の始めの「一」に音符の「白」(ひゃく)を合わせた字。
「百獣の王」「百貨店」など、「たくさんの」という意味もある。

熟語

通常の読み

百葉箱(ひゃくようばこ)

気象観測のために野外に設置される箱。温度計や湿度計が入っている。
正確な測定を行うために、高さや扉の向きなどが指定されている。

百鬼夜行(ひゃっきやこう)

たくさんの鬼や妖怪などが行列を作って夜間に野外を練り歩くこと。
転じて、多くの悪者やならず者がのさばって、勝手気ままに振る舞うこと。

特別な読み

百合(ゆり)

ユリ科の多年草で、夏の季語。
地下で鱗茎(りんけい)が幾重にも重なりあっていることが漢字表記の由来。
「ゆり」という日本語は「揺る」(ゆる)の連用形。

最近では、漫画や小説などの創作物におけるジャンルのひとつ。
女性同士の心の繋がりや関係性を中心に描いたものである。
特に明確な定義はないので、あなたが百合と思えば百合でよい。

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