右とは、小学一年生で習う漢字である。
解説
概要
「口」の部分は言葉を、「ナ」の部分は右手で援助することを意味している。
もともと「口添えで援助する」という意味であったが、今では「佑」が使われる。
現在は「みぎ」を指す字。→の方向。南を向いた時の西側。
転じて、「そば」や「かたわら」など。成り立ち通りに「たすける」の意味も残っている。
熟語
通常の読み
右翼(うよく)
保守主義・反動主義・国家主義的な思想のこと。急進主義と対立する概念としては漸進主義。
フランス革命後の国民議会で、保守派が議長席から見て右側に座ったことから。
右翼左翼に限らず、何らかの主義・思想に属することは対立構造を生み出すことを理解しなければならない。
バッターボックスから見て右側の外野も右翼と言う。
座右(ざゆう)
座席の右側のこと。転じて、自分のすぐそばのことを指す。
「座右の銘」というと、自分が感銘を受け、常に心に留めておこうと誓った言葉。モットーに近い。
その人となりが分かるので、面接などで問われることも。
特別な読み
右手(めて)
右手のこと。特に、馬の手綱を持つ方の手。
対義語を弓手(ゆんで)と言い、こちらは弓を持つ手のことを指す。
馬と弓から分かる通り、戦がある時代に出来た言葉である。