白(単漢字)

白とは、小学一年生で習う漢字である。

解説

概要

頭蓋骨を象った漢字。もともとは骸骨の意味だったが転じてその色である「white」を示すようになった。
雪の色や、無色であることを表現するのにも用いる。
既にこの字に骸骨の意味はなく、逆に「清らかな」「明るい」などの意味が生じた。
「もうす」という意味もあり、「白状する」はそこから。

熟語

通常の読み

白金(しろがね)

銀の古い呼び方。赤金・青金・黄金・白金・黒金を総称して「五色の金」と呼ぶ。
ややこしいが白金(はっきん)と読むとプラチナのことを指し、明確に別の元素なので注意。

白寿(はくじゅ)

九十九歳。または、そのお祝いのこと。
百(単漢字)から一(単漢字)を引くと「白」になることが由来で、現代にできた単語。

面白い(おもしろ-い)

興味をそそること。転じて、滑稽であること。
目の前(面)がパッと明るく(白く)なって、気持ちが上向くという意味。
じゃあつまらなくて目の前が暗くなるのは「面黒い」なのかというと、なんと本当にそういう意味のそういう言葉がある。

特別な読み

白地(あからさま)

ありのまま何も隠さない様子。もとは「突然」や「かりそめの」という意味だった。
今では「あから」の部分を「明るい」と近い意味と解釈して上記のような当て字がなされた。

白粉(おしろい)

化粧の際に顔に塗布する白い粉。皮脂などの余分な油分を吸収し、肌をなめらかに見せてくれる。
枕草子では「白きもの」として登場しており、それに女房言葉の「お」がついて末尾が略された。

白湯(さゆ)

何も混ざっていない飲用のお湯のこと。白湯(パイタン)とは別。
昔は素湯(すゆ)だったという説がある。
温かいものを体内にとりいれると毛細血管が広がって血流が良くなり、基礎代謝の向上が期待できる。

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