赤とは、小学一年生で習う漢字である。
解説
概要
「火」と「大」が合わさった漢字で、赤々と燃える火の色、「red」を指す。
「赤」という言葉の由来は「明るい」の「あか」から。転じて、明白なこと、むき出しなことの意味も生じた。
熟語
通常の読み
赤字(あかじ)
収入より支出の方が多くなること。
由来は、簿記において不足金額を赤文字で書くことから。
不足していない場合は普通に黒で書くので「黒字」。
赤道(せきどう)
地球を北半球と南半球に二等分する大きな円。緯度の基準となっており、赤道上の緯度は0度。
地球の赤道をそのまま天球上に投影したものも赤道と呼ぶ。
古代中国においてこの天球上の赤道が赤い線で描かれたことが、「赤道」という名前の由来とされる。
赤裸々(せきらら)
全裸。また、包み隠さずありのままの意味。
先述の通り「明るい」から転じた「赤」には「むき出し」という意味がある。
赤化(せっか)
国家が共産主義の思想を受け入れること。
資本主義の撤廃を目指すプロレタリア革命の旗が、赤い色だったことが由来である。
また、錬金術において賢者の石を精製する最後の過程が「赤化」だが、上記とは一切関係ない。
特別な読み
赤古里(ちょごり)
朝鮮の民族衣装のことで、丈の短い上着。「襦」とも書く。
裳(ちま)という床丈のスカートと合わせた「チマ・チョゴリ」として有名。