足とは、小学一年生で習う漢字である。
解説
概要
足の膝から下部分を象った漢字。「foot」や「leg」を表す。
「たりる」「たす」のような意味もあるが、由来は明らかになっていない。
助数詞の「足」
「そく」と読む。
主に靴や靴下など、足先を覆う左右が対になっているものを数える時に使用する。
他にも、蹴鞠を蹴る回数や、両足を揃えて飛ぶ回数も「足」で数えるそう。
変わったところでは、するめ10枚をまとめて1足と数える。
熟語
通常の読み
足掛かり(あしが-かり)
足場のこと。歩くためと言うよりは足を引っかけて登ったりするためのもの。
転じて、物事や事件のきっかけ。面白いことに「手掛かり」とほぼ同じである。
足軽(あしがる)
普段は雑務に従事していて、戦の時にだけ兵士として駆り出される人。
江戸時代の武士の中でも最下位の者であった。
特別な読み
足掻く(あが-く)
もとは、馬などが前脚で地面を掻くように動かすこと。
転じて、もがくこと。
足蹴(あしげ)
足で蹴ること。また、足で蹴るような酷い仕打ちのこと。
蹴(げ)は蹴るの連用形「け」が濁ったもの。
足末(あなすえ)
足の先端。
転じて、子孫や末裔のこと。家系図上は新しいほど下に来るため。
足袋(たび)
和装の際に足に履く、親指とそれ以外の指で二つに分かれた靴下のようなもの。
もとは中国で使われた単皮履(たんびり)が縮んで「たび」になった。
漢字表記は「たび」という言葉が広まった後に出来た当て字。