王とは、小学一年生で習う漢字である。
解説
概要
権力の象徴である、大きな斧を象った漢字。
一国の君主や最も権力のある者、第一人者という意味がある。
熟語
通常の読み
王水(おうすい)
濃塩酸と濃硝酸を三対一の割合で混ぜて出来た液体。
金属の王である金すら溶かしてしまうのでこの名で呼ばれている。
王道(おうどう)
儒家思想に基づいた、王が人民を統治するための方法。対義語は「覇道」。
まとそれとは別に「楽な方法・最も適した方法」という意味もあり、由来は全く別。
後者が転じて、「正攻法・定番」など、正しい方法という意味で使われることが多くなった。
こうした意味での「王道」でない道を「邪道」と呼ぶこともある。
特別な読み
大王(おおきみ)
ヤマト王権における首長の称号。また、古代日本の天皇や皇族の敬称。
治天下大王(あめのしたしろしめすおおきみ)とも言う。
親王(しんのう)
皇族男子に与えられる称号。
現在の皇室典範によると、「天皇の嫡出の男子、および天皇の嫡男系嫡出の男子である皇族」のこと。
「王」に「のう」という読み方はないが、天皇(てんのう)と同じく日本語の連声による。