七(単漢字)

とは、小学一年生で習う漢字である。

解説

概要

数字の7を表す漢字で、大字は「」。
海外では縁起がいい数字と扱われることがあるが、日本の「七」はそうでもない。

熟語

通常の読み

七五調(しちごちょう)

日本の音数律のひとつ。七音節の句→五音節の句をひとまとまりにして繰り返すもの。
「蛍の光 窓の雪 書読む月日 重ねつつ」「ああ弟よ 君を泣く 君死にたまふ ことなかれ」など。

関連して、七・七・七・五の音数律の定型詩を都々逸(どどいつ)と言う。
「ザンギリ頭を 叩いてみれば 文明開化の 音がする」「立てば芍薬 坐れば牡丹 歩く姿は 百合の花」など。

特別な読み

七夕(たなばた)

豊作を祈ったり、人々のけがれを払ったりする行事で、元は「棚機」と表記していた。
この行事を七月七日に行うことから「七夕」という当て字が生まれた。
現代では織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)の七夕伝説が有名。

七五三縄(しめなわ)

神社など、神聖な空間を他の場所と区別するために、鳥居などに張られるもの。
高千穂鳥居の物は右から3・5・7本の標が下がっており、それが由来となった。

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