貝(単漢字)

貝とは、小学一年生で習う漢字である。

解説

概要

貝殻を象った漢字で、「shell」や「shellfish」を表す。
古代では貝殻を貨幣として使用していた歴史があり、そのため「宝物」の意味もある。
貝偏が部首である漢字にお金にまつわる意味のものが多い理由である。

熟語

通常の読み

貝塚(かいづか)

貝殻など、古代の人々が捨てたゴミなどが堆積してできた遺跡。
全国各地で見られ、捨てられたものから当時の生活様式などが分かるため重要。

特別な読み

貝貨(ばいか)

先述の通り、古代に使われていた貝殻製の貨幣。
貝は国字ではないので音読みがあるが、このバイという読み方は義務教育では習わない。
「バイ」と呼称される種類の巻貝もある。

貝独楽(べいごま)

いわゆるベーゴマ。昭和時代頃まで子供たちの間で流行っていた、下町情緒あふれる遊び。
「バイゴマ」が訛ったもので、もともとはバイの殻に溶かした鉛を流し込んで作っていた。
室町時代ではバイの貝殻そのものが独楽(こま)として遊ばれていたそう。

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