二(単漢字)

二とは、小学一年生で習う漢字である。

解説

概要

数字の2を表す漢字で、大字は「弐」。線が2本で「に」である。
「再び」は二度(ふたたび)が元となっていて、「二回目」のニュアンスを含む熟語に使われることが多い。

カタカナの「ニ」と似ていて非常にややこしい。というか「ニ」は漢字の「二」から作られたカタカナ。
最近は「に」で変換するとちゃんと「二(漢数字)」と親切に表示してくれるようになっている。

一人称と二人称

「一人称」は自分のこと、「二人称」は相手のことを指す代名詞である。
自分主体の世界を想像した時、自分を一人目とすると、話し相手はその瞬間に限り、この世界の二人目となる。

このように、「二」には「次の」だったり「別の」という意味がある。
例えば「唯一無二」は、「この世にただ一つしかなく、他にない=二つ目がない」という意味。
「無双」も「同じものがこの世に二つ存在しない(ほど強い)」といった感じ。

熟語

通常の読み

二進法(にしんほう)

0と1の二種類の数字だけを使った数の表し方で、コンピューターの演算などに使われる。
十進法で2と表記するところを繰り上がるので、「二」進法だが2は出現しない。
ちなみに我々が十進法を使用している理由は、指の数が5本だからという説が有力。

特別な読み

二十日(はつか)

数字をひい、ふう、みい…と数えて20が「はつ」。
それに「日」を加えると二日(ふつか)と同じ仕組みで「はつか」になる。

二十歳(はたち)

上記「はつ」が訛って「はたち」。20歳の意味。
「はた」の語源は「果て」からという説もある。

二合半(こなから)

半分の半分、つまり四分の一の意味。
特に一升瓶の四分の一、2合5勺ぐらいの量のお酒の事を指すことが多い。

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