見(単漢字)

見とは、小学一年生で習う漢字である。

解説

概要

目を大きく見開いた儿(ひと)を大げさに書いた字。
「watch」「see」「look」など「見る」を表す。
転じて、「人に会う」「あらわれる」などの意味も。

熟語

通常の読み

見得(みえ)

うわべを飾ること。
「見ゆ」の連用形「見え」が名詞化したもので、もともとは見えるさまなどの意味。
そこから外見などの意味が生じ、「見得を張る」といった用法もできた。
歌舞伎の決めポーズのことを「見得を切る」と言うが、これは上記「見得を張る」から来たもの。
つまり「見得を張る」歌舞伎由来の言葉ではなく歌舞伎が後である。
ちなみに「見栄」と書いても良いがこちらは当て字。

見世物(みせもの)

仮小屋を建て、そこで珍しいものや芸、動物などを見せて料金をとる興行。
サーカスと違い見た目の物珍しさに重きを置いており、現代なら倫理的にNGなものも多かった。
転じて、たくさんの人に好奇や興味の対象として見られること。見世物ちゃうぞこら!
ちなみに店(単漢字)は「見世棚」→「見世」が由来である。

見習い(みなら-い)

見て習うこと。
転じて、仕事を覚えたてだったり、覚えている途中だったりする者のこと。

見逃す(みのが-す)

見る機会を失うこと。流れ星やテレビ番組などに使うか。また、見落とすこと。
転じて、違反者の行いを見た上で、大目にみること。

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