入とは、小学一年生で習う漢字である。
解説
概要
「はいる」という意味で、家の入り口を象ってできた文字。
時が経つにつれ「いれる」のような意味も発生した。⇔出(単漢字)
他にも「入費」など、「要る・かかる」といった使い方をされることも稀にある。
人と入
同じく小学一年生で習う「人」と瓜二つで、「似ている漢字もある」という導入によく用いられる。
あちらは左払いが上、こちらは右払いが上に来るように書く。書き順はどちらも左払いから。
しかし、フォントによっては「人」の方は完全に左右対称に表示されることも多いため、「入」の方は二画目の書き出しを左に突き出して表記するなどして書き分けされる。
熟語
通常の読み
入試(にゅうし)
「入学試験」の略。
最近は「入」という漢字そのものに「入学」の意味が発生し始めている。
特別な読み
一入(ひとしお)
染物を染め汁に一度ひたすことを「一入」と言った。
転じて今では、副詞的に「より一層・ひときわ」と言った意味で使われる。
入魂(じっこん)
ある人と親しく付き合うこと。
「にゅうこん」と読むと、魂を込めるという意味になるので注意。人魂(ひとだま)とも違う。