大(単漢字)

大とは、小学一年生で習う漢字である。

解説

概要

人が両手両足を広げているところを象った漢字。「おおきい」という意味を指す。
転じて、「多い」「非常に」「重要な」「立派な」など、レベルが高いこと全般を示すようになった。
「驕る」や「おおよその」のように、元の「おおきい」から連想しにくい意味もある。
「大学」の略語としても使われる。

熟語

通常の読み

大丈夫(だいじょうぶ)

問題ないこと。危なげがなくしっかりしていること。
「丈夫」の頭に「大」をつけて、すごく丈夫であることを表したのが語源。
もとは一人前の男子の中でもとりわけ優秀な人材の事を指していて、
その場合「だいじょう」と読むこともある。

大黒柱(だいこくばしら)

家を建てる時に中央に最初に立てる、特に太くて丈夫な柱のこと。
「黒」の由来ははっきりとは分かっていない。「大柱」と書くこともある。
今では転じて、集団の中心となってそれを支える者といった用法もある。

特別な読み

大人(おとな)

成人のこと。また、一人前の人間のこと。
室町時代の農村の名主を乙名(おとな)と呼んでいたことが由来と言う説がある。
「大人しい」は読んで字の如く、もともと「大人」を形容詞化したものだった。

大人(うし)

こんな読み方もある。
学者や師匠などの敬称であり、江戸時代によく用いられていたらしい。

大和(やまと)

五畿に数えられる旧国名で、現在の奈良県全域。
当時の日本でヤマト王朝が大和の地にあったことから、転じて日本そのものを指すようになった。
今でも大和言葉など「大和〇〇」と言えば、日本固有のものを意味する言葉になる。

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