名(単漢字)

名とは、小学一年生で習う漢字である。

解説

概要

「夕」+「口」で、夕暮れ時の暗がりで相手に対し名乗る意味の漢字。
名前や呼び名を表す。

熟語

通常の読み

名前(なまえ)

人や物の名称のこと。「前」の由来は不明である。
古くは「名」と一文字だったが「菜」のように同音異義語も多いので「前」が付いたとされる。
「錠前」や「気前」など、添え字として「前」が使われることはままある。 →前(単漢字)

名勝(めいしょう)

日本の文化財の種類のひとつ。
庭園や橋梁、峡谷、海浜や山岳など、芸術上、または鑑賞的な価値が高い風景のこと。
勝(単漢字)が使われているのは他より優れた景色であるため。

特別な読み

名残(なごり)

ある行動や現象が終わったあとに、まだそれを思わせる何かが残っていること。
「余波」とも書き、言葉の由来は「波残り」からで、大きな波が引いた時に残るものから。
いつしか音に合わせて「名」の字が使われるようになっていった。

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