水(単漢字)

水とは、小学一年生で習う漢字である。

解説

概要

水が流れる様子を象った漢字で、そのまま「watar」の意味を持つ。
転じて「水辺」など、海や川といった水がある場所を意味する熟語にも使われる。
五行思想における五行の一つに「水」があり、転じて曜日にも「水」がある。

茨城県の水戸市など、水を用いる地名や熟語は「み」と読むものが多い。
しかし現在(文科省が指定した)この字に「み」一文字の読み方はなく、全て特別な読み方である。

熟語

通常の読み

水爆(すいばく)

水素爆弾の略語。
水という漢字には水素の略語という意味合いもある。
ちなみに、ここで言う水素は通常の軽水素ではなく、水素の同位体を使用している。

水先案内人(みずさきあんないにん)

船が出航・帰港する際に航路を案内し導く人のこと。
「パイロット」とも言うが、航空機のパイロットとは別物なので注意。

特別な読み

水分(みくまり)

山から流れ出る水が分かれる箇所。また、そのような地形の尾根。
分水嶺(ぶんすいれい)とも言い、この場合「運命の分かれ道」のような意味でも使われる。

水夫(かこ)

船乗りのこと。普通に「すいふ」と読んでも正解で、こちらは古い読み方。
梶(かじ)を取るこ(人)ということで「かこ」と読んだ。
ここで言う梶は舟を漕ぐ道具のことで、いわゆる舵より原始的。

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