六(単漢字)

六とは、小学一年生で習う漢字である。

解説

概要

数字の6を表す漢字で、大字は「陸」。他に意味はない。
七(単漢字)/八(単漢字)/九(単漢字)には「非常に多い」という意味があるが、六にはギリギリない。

熟語

通常の読み

六道(ろくどう)

仏教で死後人間が辿り着く6通りの世界のことで、地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道がある。
この天道はいわゆる天国とは別であり、享楽を得られるがしばらく暮らすと腋汗が止まらなくなるらしい。
地獄も各宗教によって少しずつ性質が異なり、仏教の地獄の頂点には閻魔大王が君臨する。
また餓鬼道には餓鬼が、畜生道には畜生が、修羅道には阿修羅が住んでいるそう。

六根清浄(ろっこんしょうじょう)

仏教の用語で、欲や迷いから抜け出して心身が清らかになることを指す。
「六根」とは目・耳・鼻・舌・身・意の6つの根のことで、要するに五感+意識である。
欲や迷いの感覚を生み出す6つの根を浄化するために、険しい山に登拝した。
ちなみに、「どっこいしょ」という日本語の語源であるという説もあるらしい。

六法(ろっぽう)

憲法・刑法・民法・商法・刑事訴訟法・民事訴訟法からなる6種の法典。
または、その6種の法典を中心に主要な法典を網羅した『六法全書』という書籍の略語。
法学部・法学科の試験などで「六法持ち込み可」と言ったらこの書籍のことを指す。

ちなみに、6という数字に特別な意味があるわけではなく、6種なのはたまたま。
上記の六道や六根清浄などの存在から、何か意味を見出したくなるかもしれないが悪しからず。

特別な読み

六連星(むつらぼし)

牡牛座のプレアデス星団の和名。昴(すばる)とも。
かっこいい。

六合(りくごう)

天と地に加えて東西南北の六方角のこと。転じて宇宙全体のことも指す。
昔の人も三次元空間を理解していたのがわかる。

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